再会した幼馴染に溺愛されています。

「相変わらずだな、アキは。そんなお前がすごく可愛いくて……愛してるよ。」


「ひゃっ……!冬馬……ねえ、お父さんに言ったこと本当?」


プイッとそっぽを向いた私を冬馬は後ろからあたたかく包み込んでくる。
私専用のその胸はとても優しくてたくましい。


「本当だよ、絶対アキの事ずーっと幸せにしてやるから。黙ってついて来いよ。」


「信じてるよ。……はい。貴方について行きます!!」


耳元で甘い声でそう言う冬馬は私の安定剤でもある。
冬馬のそういう愛の発言を聞くと安心して落ち着いていられる。


「アキにまた出会えて良かった。その事でいっぱいだ。」


「それも大切だけどね……今日は違うよ。生まれて来てくれてありがとう、冬馬。」


すっかり家族との件でタイミングを逃してたけど今日は大好きな冬馬が生まれた日。


今日くらいは心から祝福したい。


「お誕生日おめでとう!!これから毎年一緒に祝ってこうね!!」


今度は私から不意打ちしてやろっと。
そう思った私は、冬馬が言い返す前に思い切り抱きしめた。
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