再会した幼馴染に溺愛されています。

私は両手で冬馬を抱き、冬馬はその上から更に包み込む。


やばい……。
体はこのまま流れるように倒れたがってる。
ダメな事くらい分かってるのに、体は流れに身を任せたがっている。


冬馬なら……。


良いよね?


怖いけど、貴方となら……。


でもそんな上手くいくはずなんて無く、全てを受け入れる覚悟を決めたその時!


「あーお姉ちゃん!お母さんがね!……って失礼しました〜。」


私たちが愛に溺れようとする中、無情にも耳にしたのは扉の開く音と用件を伝えに来た夏菜の声だった。


「ちょ、ノックくらい!じゃなくて夏菜待ってよー!!」


私は固まっている冬馬をほったらかして部屋を飛び出して夏菜の部屋に突撃する。


今回ばかりは放置出来ないよ!


「あ、お姉ちゃん……もう行きませんからどうぞ!続きを!女になってきて下さい。」


「あれはね!……その……とにかく違うの!!」


何が違うんだろう……。
我ながら苦しすぎる言い訳だ……。
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