再会した幼馴染に溺愛されています。

「それでもう一つのプレゼントがこれ……メインのはずなんだけどね。」


なんかタイミングがおかしいとは思うけども、早く渡したかったし私はラッピングされた箱を差し出した。


「え、マジかよ。ありがとう……開けてみて良いのか?」


冬馬は目をキラキラさせながら尋ねる。
まるで朝起きて枕元にプレゼントが置いてあった子どものようで私も嬉しくなり、ただ「うん」と頷いた。


「これは……いつか欲しいと思ってたけど中々手が出なかったやつだ……」


「気に入ってくれるなら嬉しいな。冬馬ってば音楽好きなんてあまり言わないから迷ったけどね。」


丁寧にラッピングを外し中身が分かると冬馬は過去最高の笑顔を見せてくる。


それに負けないように私も全身全霊の笑顔を返したつもり。


「俺って流行りとか聞かないから……アキと音楽の趣味合わないと思ってあんまり話さないんだよね。」


「人それぞれだしそんな事ないからちゃんと言ってね。冬馬の事もっともっと知っていきたいから。」


私が少し頬をふくらませると冬馬は「分かったよ」と優しく言って抱きしめてくれる。
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