【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「ええ。特に僕達は同じ歳でしたし、伯母と母は元々仲良し姉妹なんです。揃ってプリスコット地方へと嫁いだのもあって、結婚して家に入ってからも良く会っていました。ですので、お互いに家を行き来しては子供を預かったり預けたりが多かったんです。スノウの兄二人ニクスとネージュは、僕にとっても兄のような存在なんですよ」

 ユージンはにこにことして、邪気のない明るい笑顔で言った。隣の仏頂面をしている人と、間違いなく血の繋がりを感じるほどの美しい顔をしている彼が、美形三兄弟と呼ばれている三人の中に混じったとしても、何の遜色もなさそうだけれど。

(きっと両方とも、美人の母似なのね。どことなく似ているもの)

 スノウとユージンは、見た人に与える印象などは双方がらりと違うものの、端正な面差しには類似点も多かった。きっと母親たちは、ティタニアが見たことがない程の絶世の美女なのだろう。

「まあ、私は一人っ子なので、羨ましいわ。兄弟がたくさん居るって楽しそうですね」

 社交辞令で場を繋ぐことの多い貴族の会話の中で、ティタニアは思わず本音をこぼしてしまった。

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