【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
 確かにそうだ、と思ってティタニアは頷いた。彼の長兄ニクスは、動けない程の怪我を負っていると知らせを聞いていたが驚異の速度で回復したのだ。そしてまだ回復しきっていないのに、雪山まで駆けつけてくれた彼のおかげでティタニアの命は助かることになった。

「スノウも何年か後には、ニクス様みたいになるんだね。楽しみだな」

 すぐ目の前でふふっと嬉しそうな顔をしたティタニアを見てスノウは信じられない、という表情をした。

「は? 俺がニクスみたいになるのが、楽しみなの? どうして?」

「今も素敵だけど、数年後はあんな風になるんだなあって思ったら楽しみになっただけよ」

 深く考えずに言った言葉に思わぬ反応を見せた彼に、きょとんとした顔をしてティタニアは見返した。

「待って。俺は、今は素敵なんでしょ。じゃあ、ニクスはより素敵ってこと? そういうこと?」

 必死で言葉を重ねる彼の様子に、ティタニアは吹き出した。

「ふふっ……違うわ。私はスノウしか好きじゃないけど、スノウは何年後にあんな風になるんだなあと思ったら、それが楽しみなだけよ」

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