【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
気まぐれな猫のように、イグレシアス家の城館で自由気ままに過ごしているネージュがわざわざティタニアの部屋までやって来た。ニクスはカールと領地経営などの話を話をするのが日課になっており、カールも新しく親族になるオルレアンとスノウの兄二人をとても歓迎しているようだ。
ちょうどお茶の時間で、彼はテラスに出てでくつろいでいた弟とティタニアの二人に合流した。長い足を組んで持っていた書類をパサリとテーブルに置いた。
「珍しく兄バカを発揮してね。当の本人の弟の本意ではないのに、君の気持ちを試したのは確かだから、これはほんのお詫びだよ」
無造作にテーブルに広がった書類を見て、ティタニアは息を飲んで驚いた。それはジュリアンに奪われたかたちになった祖父が残してくれた金緑石の鉱山の権利書に他ならないからだ。
「……ネージュ。どうやったんだよ」
弟のスノウも、その書類が何なのかを悟り、目を丸くしている。
「頭って使うためにあるからね。ストレイチーの次男は思っていたより、騙されやすく簡単な男だったよ。ティタニア嬢があの男から受けた仕打ちを思うと、決して這い上がることの出来ないどん底まで突き落としても良かったんだけど、誰かに落とされるより、不甲斐ない自分で堕ちた沼は底がなく深いから」
ミアが慌てて用意して注ぎに来たお茶を飲んで、ネージュは優雅に微笑んだ。
ちょうどお茶の時間で、彼はテラスに出てでくつろいでいた弟とティタニアの二人に合流した。長い足を組んで持っていた書類をパサリとテーブルに置いた。
「珍しく兄バカを発揮してね。当の本人の弟の本意ではないのに、君の気持ちを試したのは確かだから、これはほんのお詫びだよ」
無造作にテーブルに広がった書類を見て、ティタニアは息を飲んで驚いた。それはジュリアンに奪われたかたちになった祖父が残してくれた金緑石の鉱山の権利書に他ならないからだ。
「……ネージュ。どうやったんだよ」
弟のスノウも、その書類が何なのかを悟り、目を丸くしている。
「頭って使うためにあるからね。ストレイチーの次男は思っていたより、騙されやすく簡単な男だったよ。ティタニア嬢があの男から受けた仕打ちを思うと、決して這い上がることの出来ないどん底まで突き落としても良かったんだけど、誰かに落とされるより、不甲斐ない自分で堕ちた沼は底がなく深いから」
ミアが慌てて用意して注ぎに来たお茶を飲んで、ネージュは優雅に微笑んだ。