【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
 刺激的な目覚めは、突然だった。

「ひゃっ……な、何してるの」

「あ、起きた? どこまでやったら、起きるかなって思ってた」

 悪びれない様子の彼は、寝ているティタニアの両足を開かせたまま、ざらっとした感触のする赤い舌で濡れるところを一心舐めている。その上にある敏感な芽の部分が、空気に触れてひりひりしてしまっているような感覚もあるから、もしかしたら結構な時間飽きずに舐めていたのかもしれない。

「おはよ……」

 寝ぼけたままでしっかりとした意識なく、ティタニアは反射的に言った。窓の外は薄紫の朝焼け、もうすぐ夜が明ける一歩手前の時間のようだ。

「おはよう。初夜っていうか……もう朝だけど。これからじっくり楽しもうね。当分誰も来ないと思うし、大丈夫だよ」

 初夜明けの朝に夫婦の部屋に近づくのは、確かに勇気が要りそうだ。ちなみにティタニア付きの侍女ミアも、昨夜初夜の用意を済ませた後に「明日の朝はお呼びして頂けたら参ります」と言っていたから、逆に言うと呼ぶまでは来ないと言うことだろう。

 まさか自分が起きる前から、色々悪戯されているとは思わなかったティタニアは広げられた両足の間に居るスノウを睨め付けた。

「スノウ。勝手に昨日寝ちゃったのは、そっちでしょう。もう」

「ごめん、ごめん。初夜のために、酒の量は加減はしていたつもりだったんだけど、義父上に注がれたらもう呑むしかなくて」

 何度目かの同じ言い訳にティタニアは呆れた顔をした。スノウの清々しい様子は全く反省した様子もないから、また同じことになりそうだ。

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