【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「なんでもない訳が、ない。俺たちが獣人なのを、忘れたのか? この耳はこの下衆が女性である君に、とんでもないことを言っていたのを、漏らすことなく聞いていた……許せない」
グルルと喉の奥で威嚇音がして、刺すような殺気が辺りを取り巻いた。身を守る術を持たない、生粋の貴族でしかないジュリアンはこの場を取り繕うように慌てた様子で後ずさった。
「っ……ただの、婚約者同士の痴話喧嘩ですよ。それでは、俺は伯爵のところに参りますので、失礼」
そう早口で言い残して、逃げるように立ち去っていく。その軟弱とも言えるひょろっとした背中を見て、近くにあるスノウの大きな背中と無意識に比べてしまう。
(守ってくれた……)
「ありがとうございます」
背中を向けたまま感謝の言葉を聞いたスノウは、ティタニアの方を向いて心配そうに右手を取った。心配そうにジュリアンが握って赤くなった手首の痕をさすった。
「……赤くなっている。すまない。もっと早く来られれば良かったんだが」
グルルと喉の奥で威嚇音がして、刺すような殺気が辺りを取り巻いた。身を守る術を持たない、生粋の貴族でしかないジュリアンはこの場を取り繕うように慌てた様子で後ずさった。
「っ……ただの、婚約者同士の痴話喧嘩ですよ。それでは、俺は伯爵のところに参りますので、失礼」
そう早口で言い残して、逃げるように立ち去っていく。その軟弱とも言えるひょろっとした背中を見て、近くにあるスノウの大きな背中と無意識に比べてしまう。
(守ってくれた……)
「ありがとうございます」
背中を向けたまま感謝の言葉を聞いたスノウは、ティタニアの方を向いて心配そうに右手を取った。心配そうにジュリアンが握って赤くなった手首の痕をさすった。
「……赤くなっている。すまない。もっと早く来られれば良かったんだが」