【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「……私の母は、対外的には病気で療養しているはずになっていますが、本当は五年前に失踪したんです。だから、彼は、ジュリアンは、あんな事を……この城で働いていた男性と、二人でいなくなりました。“運命の人と共に生きます“という、書き置きを残して。父と母は祖父が叙爵されて、庶民からいきなり貴族になりました。元庶民だった母は、貴族として生きることの、難しさをずっと思い悩んでいたようです。彼女が何を思って失踪したのかは、残された私には想像するしかなくて、もうわかりません。父は離縁状のみ提出して、もう探しませんでした。自分のせいで……母を苦しめてしまったとそう言っていました」
スノウはじっとティタニアから目を逸らさない。
どんな言葉でも受け止めると決意しているかのように、その青灰の眼差しは揺るがなかった。何故か頬をまた涙が通り抜けた気がして、不思議だった。別に今更、ジュリアンに突かれたからと言って泣く話じゃない。
スノウはじっとティタニアから目を逸らさない。
どんな言葉でも受け止めると決意しているかのように、その青灰の眼差しは揺るがなかった。何故か頬をまた涙が通り抜けた気がして、不思議だった。別に今更、ジュリアンに突かれたからと言って泣く話じゃない。