【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
 母との事はティタニアは既に自分自身で消化できていると思うし、それは強がりじゃないと思う。ただ、先程のジュリアンの話を聞いてしまった二人に対して事情を説明しているだけに過ぎない。

「……誰かを傷つける運命なんて、私は欲しくない」

 ティタニア本人にも、なぜ出会ったばかりのスノウたちにそんな事を言ってしまったのか、わからなかった。昨日の夜、夢の中で自分を「運命」を呼んだはずの彼を、心のどこかで、牽制したかったのかもしれない。

 それとも、もしそうだとしても自分が欲しいと、そう言って欲しかったのか、自分の気持ちは迷路のように複雑に入り組んでしまっていて、もうわからなかった。
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