【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
 ジュリアンの非常識な行いに、自分の代わりに怒ってくれている彼が、初めて自分の名前を初めて口にしたことが嬉しくてティタニアはふふっと微笑んだ。無邪気な笑顔を垣間見せた彼女に、怒っていた様子のスノウは勢いを削がれたようにぽかんとなってから、恥ずかしそうにして口を尖らせた。

「……男性は、やはり女性の胸が大きいのは良いものですか?」

 思わず、前々から思っていた疑問を口にしてしまう。ティタニアは細身で先ほどの金髪の美女と違い、胸が大きいとは言い難い。それを理由にジュリアンから嘲るように指摘された事もあったのだ。

 この話題なら先程のようにまた遮られたとしても惜しくないし、それに、ティタニアにとっては彼ら二人がどう思うかも興味深いのは事実だった。世の中にはジュリアンのように女性の身体的なことを問題にするような失礼な男性ばかりではないと、信じてはいたけれどその確証を得たかったのかもしれない。

「どんな体型の女性でも、魅力的であることは何も変わりませんね。もしそれを比べるような下衆が居たとしたら、相手にしないのが一番です」

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