【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「胸は出産をすると母乳が出てくる、性感帯のひとつであるとは承知している。ただ、その用途でいくと、むしろちいさめのほうが良いんじゃないのか。赤子も咥えやすいし、神経の問題を言うならちいさな方が感度も高……」

 いかにも王子様のような綺麗な顔をしてとんでもないことを訥々と語っていたスノウの口を、途中でユージンが力任せに引っ張った。その顔には何とも言えない笑顔が張り付いている。

「にゃにふる……」

 口を引っ張られたまま喋ろうとするスノウの頭を一度つよめに叩くと、ユージンは捲し立てるように早口で喋り出した。

「本当に申し訳ございません。大変失礼を……ティタニア様。このバ……スノウは、末っ子でまわりに甘やかされたせいか、どうも鈍感で、貴女のようなうら若き乙女に聞かせるべき言葉を選ぶことも出来ない粗忽者なんです。親族の一人である僕が代わって謝罪致しますので、どうかご容赦ください」

 そうして睨み合う二人を見て、ティタニアは吹き出し声を上げて笑った。

< 57 / 285 >

この作品をシェア

pagetop