【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
 こんなに笑ったのは久しぶりだった。ティタニアは母がいないため、父の仕事を手伝ってイグレイシス家の女主人の役目も出来るだけ担当していて遊んでいる暇はないに等しいし、婚約者のジュリアンはあんな調子であったので、息つく間も無くいつも気持ちが休まる暇がなかったのだ。

「ほら、ティタニアが笑った」

 してやったり、と言った様子でスノウは嬉しそうに言った。その隣に座っているユージンは呆れたように頭を抱える。

「いや、そりゃ笑うだろ……今まで交わしていた会話ちゃんと理解してる? お前バカだな? バカだよな? あー、バカだった。元からだった。なんか最近、大人しくしているから、都合よく忘れてた。言っとくけど、ティタニア様が女神みたいに優しいから、お前の考えられない無礼が許されているんだから、そこのところをちゃんと理解しとけよ。バカ」

「ティタニアの前でバカバカ言うなよ」

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