【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「……成人になると言えば、ティタニアとジュリアンの結婚準備についてもそろそろ考えねばならないだろう。本当に良いのかい? イグレイシス家の財政については、仕事を手伝っているお前が一番知っているだろうが、お金なら心配しなくて良いんだよ。どこかに借りて、いつか返せば良い……使ったらまた稼げば良い。そんなことは、どうとでもなるんだ。私はティタニアの気持ちが一番大事なんだよ」
カールは、ジュリアンがあんな状態になってしまってから、何度も何度も、ティタニアに聞いていた。それで良いのか、後悔はないのか、と。だから、いつもと同じようにティタニアは返事をした。
「もちろんよ。お父様。貴族間の結婚なんて、政略婚が当たり前だもの。私の場合は、まだ年齢が近くて……容姿も良いジュリアンで、まだ良かったとも言えるわ。性格は確かに合わないけれど、結婚して長い間一緒に居れば……きっとわかってくれるはずよ」
それは望みのすくない希望的観測だった。それを言ったティタニアにも、そしてなんとも言えない顔をしているカールにもそれはわかっていた。
カールは、ジュリアンがあんな状態になってしまってから、何度も何度も、ティタニアに聞いていた。それで良いのか、後悔はないのか、と。だから、いつもと同じようにティタニアは返事をした。
「もちろんよ。お父様。貴族間の結婚なんて、政略婚が当たり前だもの。私の場合は、まだ年齢が近くて……容姿も良いジュリアンで、まだ良かったとも言えるわ。性格は確かに合わないけれど、結婚して長い間一緒に居れば……きっとわかってくれるはずよ」
それは望みのすくない希望的観測だった。それを言ったティタニアにも、そしてなんとも言えない顔をしているカールにもそれはわかっていた。