旦那様は征服者~慎神編~
「びっくりしちゃった!!
まさか、キスマークつけてくるなんて……」

そして今……莉杏はベッドルームに連れてこられ、ベッドの上に組み敷かれている。

「ご、ごめんなさい…」
「どうして、謝るの?」
「いや、さすがに…やりすぎですよね…?」
「怒ってなんかないよ」
「え?」
「感動してる」
「え?か、感動…ですか…?」

「うん。
キスしてくれるんだろうなぁって思ってたんだ!
正直、莉杏はそんな程度しか思い付かないだろうなぁって思ってたから。
あ、バカにしてるわけじゃないよ?
莉杏は純粋だからって意味だよ?
それにしても、莉杏からキスしてくれるなんて、嬉しい!しかもキスマークつけてくれるなんて、最高!!
それに僕の想像を軽く越えてきたから、感動してるって言ったの!!
莉杏、ありがとう!嬉しいー!」
「はい」
「莉杏」
「はい」
「好き」
「え?」
「大好き」
「慎神…くん?」
「どんどん、好きになってくんだ……!」
「慎神く━━━━」
「愛してる」
「慎神くん…」
「……って言葉以上の言葉ないのかな?」
「え…?」
「苦しい」
「え!?慎神くん!?」
「心臓…壊れそう」
「………」
「そんな気持ち、どう表現したらいい?」
「慎神くん…」
「もう…限界越えてる。
それくらい、莉杏が大好きだよ!」
「……//////」

「フフ…
ねぇ…僕にも、キスマークつけさせて…?
身体中に沢山……
もう、放さないよ…何があっても、莉杏を放さない…!」

優しく服を脱がされ、身体中に慎神の口唇と舌が這っていく。
「慎…神く…恥ずか…しい…////」
「莉杏…綺麗……大ー好き…」
「あんま…見ないで…////」
「可愛い~
フフ…見て~キスマークが、いっぱい…!!」
まるではしゃいでいるように、満面の笑みで言う慎神だった。

バスタブに浸かる、二人。
チャプン…と湯が動く音が響いている。
「慎神く…」
「んー?」
「恥ずかしいので……あまり…直視しないでください////」
慎神の足の間に挟まれている、莉杏。
真っ直ぐ見つめられていて、莉杏は顔が真っ赤だ。

「ごめんね、それは無理!今、目を反らしたくない。
莉杏が可愛すぎて、視界に莉杏以外入れたくないから」
「……////」
「莉杏…綺麗だね…恥ずかしがってるその姿も、可愛いくてそそる」
「綺麗だなんて…初めて言われました」
「そうなの?」
「はい…」

「綺麗…莉杏は綺麗だよ……綺麗で可愛くて、好きが止まらない…!」
更に慎神の顔が近づき、頬に包まれ囁かれた。
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