いつまでも、君が大好きです。

｢え、何言ってんの。｣
｢だから。死ぬの。一年後に。｣
｢なにそれ。冗談きついよ。｣
｢冗談じゃない。ほんとなの。｣
私は、力なく笑った。
菜都は、初めは笑っていたものの、段々と嘘じゃないことを理解していき、目か真っ赤になっていく。
｢な、、なんで、？｣
｢病気なの。脳に、悪性の腫瘍があるの。｣
｢しゅ、腫瘍？悪性？治るの？ねぇ、、治るんだよね？｣
菜都は、私の肩をしっかりと掴んで、何度も質問してくる。
｢治らない。私は、死ぬの。｣
｢1年って、、、え？、、ほんと、なの？｣
｢うん。本当。｣
そう言った瞬間、菜都は顔をグチャグチャにして声を上げて泣いた。
私はそれを、背中をさすってなだめた。
｢ほら、、、泣かないでよ、、、。日本一可愛い顔が台無しだよ？｣
｢、、、っひ、、、っく、うるさい。｣
｢私、誰にも言うつもり無かったんだ。でも、やっぱり菜都には言わなきゃと思って。だって、、、私たちは、親友、だから。｣
その時、私の目もどんどん潤んできて前が見えなくなる。
｢ばか、、、。親友、じゃなくて、、大親友、で、しょ？｣
でも、我慢して、なんとか涙を抑えて、笑う。
今、私が笑わなかったら、誰が菜都を安心させてあげられる？
たぶん、私以外に誰も安心させてあげられない。
菜都は優しい子だから、泣くのは分かっていた。
だから、私が笑わないと、、、。