いつまでも、君が大好きです。
菜都と授業をサボった次の日。
私は、この日は朝から頭痛が激しく、学校を休んだ。
お母さんは午前は休んでくれたものの、どうしても外せない大事な会議があると言って、午後から会社に向かった。
お母さんに、病院に行こうかと言われたが、私は断った。
入院を勧められるって分かってたから。
午前中はずっと痛みを我慢して過ごした。
お昼を食べて、お母さんは会社に行ってしまった。
今日は菜都は、どうやら一ヶ月後に控えた体育祭の実行委員に選ばれてしまったらしく、放課後は家には来れないらしい。
なので私は、今日は一人。
今は頭痛はだいぶ治まって、ソファーに座っている。
時刻は午後一時半。
薬飲んで、寝ようかな。
そう思った時、家のピンポンがなった。
誰だろう、、、。
今はパジャマだから正直出たくない。
でも、大事な宅配物とかだったら、、、。
私は恐る恐る覗き穴を確認した。
、、、、ん?
私は勢いよく扉を開ける。
そこには、思ってもいなかった人物が立っていたから。
「しょーちゃん、、、?」
「よ。美奈」
なんでしょーちゃんがここに?
「どういうことって顔してるな。」
「当たり前じゃん!?なんで!?どうして!?」
「今日は学校休みでさ。家でゴロゴロしてたらおばさんに『美奈の様子を見て欲しい』って言われてさ。」
お母さん、、、、。
やっぱり心配かけちゃってたんだな。
「せっかくの休みなのに悪いよ。私平気だから。」
「いや、そういう訳にもいかないし。俺が責任もって美奈の面倒みます!っておばさんに言っちゃったし」
ったく、余計なこと言う、、、。
「じゃあ、、、どうぞ?」
「おじゃましまーす。」
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