大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
***
そんなこんなで、修太郎の運転で塚田夫妻の愛の巣があるマンションにたどり着いた四人だ。
この地域にしては珍しいくらい高くそびえているマンション内に入るなり、葵咲がほぅっと溜め息を落とす。
「ここがひおちゃんの新しいお家なんだね」
日織の生家は庭付きの一戸建て――純日本家屋だ。
葵咲はそれを知っているから、日織とこのマンションがなかなか結びつかなくて、そのギャップに少し驚いていたりする。
「はい! 私、今日からやっと……正式にここの住人になったのですっ! 本当やっと、なのですっ!」
言われて、葵咲がハッとしたように日織を見つめて。
「入籍しててもお式が終わるまでは一緒には住めないってひおちゃん、ずっと嘆いてたもんね」
心底気の毒そうに眉根を寄せて「ひおちゃん、頑張ったね」と親友にねぎらいの言葉をかける葵咲だ。
それを日織のそばで見て、(日織さん、相当丸山さんに愚痴ってらしたんだろうな)と思った修太郎だ。
そんなこんなで、修太郎の運転で塚田夫妻の愛の巣があるマンションにたどり着いた四人だ。
この地域にしては珍しいくらい高くそびえているマンション内に入るなり、葵咲がほぅっと溜め息を落とす。
「ここがひおちゃんの新しいお家なんだね」
日織の生家は庭付きの一戸建て――純日本家屋だ。
葵咲はそれを知っているから、日織とこのマンションがなかなか結びつかなくて、そのギャップに少し驚いていたりする。
「はい! 私、今日からやっと……正式にここの住人になったのですっ! 本当やっと、なのですっ!」
言われて、葵咲がハッとしたように日織を見つめて。
「入籍しててもお式が終わるまでは一緒には住めないってひおちゃん、ずっと嘆いてたもんね」
心底気の毒そうに眉根を寄せて「ひおちゃん、頑張ったね」と親友にねぎらいの言葉をかける葵咲だ。
それを日織のそばで見て、(日織さん、相当丸山さんに愚痴ってらしたんだろうな)と思った修太郎だ。