一途な御曹司は溺愛本能のままに、お見合い妻を甘く攻めて逃がさない
夜の合間、ベッドの中で私は鷹也さんを見て、
「私……あの、久しぶりに泳いでみたいなぁって思ってるんですけど……」
私は意を決して口を開いた。
運動不足はできるだけ散歩で解消していたけど、確かに遥の言うように、他の運動もしてみると案外すっきりするかもしれないとも思ったのだ。
私が言うと、鷹也さんは本当に驚いたように目を丸くした。
「だ、だめですか?」
次の瞬間、鷹也さんは本当に嬉しそうに微笑む。
そして私の髪を撫でた。