second love secret room クールな同僚医師の彼に溺れる女神:奥野医師&橘医師特別編完結



『・・・雅・・・それ、おまじないじゃなくて、プロポーズに聞こえるんだけど・・・』


せっかく彼女が俺におまじないをかけてくれたのに
俺はあまりにも想像以上なそれに驚きすぎて率直な感想を口にしてしまった。


正直、夢かと思ってしまう
ずっと憧れていた人に一生添い遂げると言われるとは・・・

それを導いてくれたのはきっと
俺の4つのおまじないと彼女の1つのおまじない

それらが

「大好き・・恭。」

ふたつの道が重なり合ってひとつの未来に繋がる道を導いてくれる。


おまじない

人によっては子供騙しなことを笑う人もいるだろう

でも、それは新生児集中治療室医師だけど小児科医師でもある俺が
小さな子供達が病気やケガに立ち向かう勇気を持てるようにかけてあげるものであり、自分の武器でもあるそれ


初めて雅におまじないをかけた時は
彼女をただ抱きしめるだけの男の恭になることを受け入れてもらえた俺が
本当はそれだけで終わりたくないという想いを乗せてそれを紡いだ

カラダを抱きしめるだけでなく
ココロも抱きしめてあげたい
今だけではなく、これからもずっと・・・と

でも、そのおまじないの後、雅は俺の前から消えた
みっつめのおまじないを彼女にかけられないまま・・・
ふたつの道はひとつに重なりかけたけれど、やっぱりふたつのままだった


でも、俺は諦められなかった
雅は確かに初詣に行ったあの夜、“きょう・・”と俺を求めたから


諦めない自分をここまで維持できたのは

『あ~もう、それダメ。雅のこと、抱きたくなる。まだ俺、大仕事、残ってるのに。』

「大仕事?」

『そう・・・もう、俺がダメになる前に、左手出して、雅。』

手術室前の手洗い用洗面台で偶然拾った指輪のおかげ。


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