second love secret room クールな同僚医師の彼に溺れる女神:奥野医師&橘医師特別編完結
産婦人科とNICUの間にある部屋。
「ここです。」
『ここ?ここって、NICUの器具庫だったような・・・・』
「今日からここは周産期センタースタッフルームになります。」
彼はそう言いながら、白衣のポケットから取り出した“周産期センターstaff room”というネームプレートをドアの前にペタリと貼り付けた。
「あなたを待っている人達がここにいます。」
『・・・あたし・・を?』
橘クンはそう言いながら、あたしの手をそっと手に取り、ぎゅっと握ってから、ドアハンドルを持たせてくれる。
「ええ・・・さあ、顔を見せてあげて下さい。」
そう言いながら、ドアハンドルを握ったあたしの手に彼の手を重ねて一緒にドアを開けた。
お互いに白衣姿での初めての共同作業。
それは
『・・・本当だったんだ・・・・』
「ええ・・・俺達にとって、かけがえのない仲間です。」
周産期センタースタッフルームに集まってくれていた新しい仲間達との初めての顔合わせだった。
「彼女が周産期センター産婦人科部門長の奥野先生です。」
『は、初めまして。産婦人科医師の奥野雅です。宜しくお願いします。』
あたしらしくないぐらい緊張してしまった。
スタッフルームの中には白衣姿の男性が2人、白衣姿女性が1人、そして、NICUのベテラン看護師の佐藤さんがいたから。
男性2人。
そのうちのひとりはベテラン、しかもこの病院では見たことのないような圧倒的なオーラのある男性。
『あっ、もしかして・・・・』
でも、すぐにそれが誰かは想像がついた。