second love secret room クールな同僚医師の彼に溺れる女神:奥野医師&橘医師特別編完結


「小児心臓外科医師の日詠です。宜しく。」

『あっ!!!奥野です。宜しくお願いします。』

「奥野先生には息子夫婦が大変お世話になっています。これまでも本当にありがとう。あなたがいたから、彼らの今がある。本当に感謝しています。」

『い、いえ、そんな・・・・』



切れ長な目
シャープな顎の輪郭


日詠クンのお父さんということが一目でわかる

難しい先天性心疾患を持って生まれた祐希クン・・・伶菜ちゃんの長男の心臓を東京医科薬科大学病院で手術してくれたのはこの人だ

ここにいるだけで圧倒的なオーラとこの人に任せればいいという安心感を抱かされる


「羊水塞栓症に罹患した嫁を救ってくれたあなたの手腕、すごく期待しています。」

そう言いながら握手を求めた彼の手は大きくてとても温かくて、自然と涙がこぼれた。


「プレッシャー、かけられちゃったわね。」

『いえ、そんなこと。』

「でもあなたなら大丈夫、私もそう思うわ。」


涙が流れたのがバレないようにそっと指で拭っていたのに、穏やかな声の女性に肩をそっと抱かれた。



「彼女は日詠早紀先生。小児循環器医師。」

挨拶よりもあたしを抱きしめることを優先してくれたその女性の存在を橘クンが耳元でそっと教えてくれる。

この人が日詠クンのお母さんなんだ・・・


小児心臓外科の権威であり圧倒的なオーラがある日詠教授と
包み込むような穏やかな空気を纏い、その彼を内科的視点でそっと支える早紀先生。

とても素敵な関係性だと思った。




「奥野さん、僕達にはまだ仲間がいる。こちらが奥野さんもご存じのNICU看護師の佐藤さん」

「奥野先生、頼りにしてますよ!橘先生を宜しくお願いします。」

『・・・えっ?』

「あら?奥野先生、顔、赤いですよ~。」


NICU看護師の佐藤さんの、観察眼の鋭さはあたしの中ではもうお馴染み。
橘クンとあたしの関係性までバレていることによっても、その能力を感じ取れてしまうぐらい。

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