俺の気持ちに気づけよ、バーカ!
しかも
俺らが立っている
この場所は、
クリスマスイブでにぎわう
商店街。
どれだけの人に見られた?
そりゃ璃奈も、
恥ずかしすぎて
消えたくなるよな?
「あのさ……璃奈……」
俺の弱々しい声が
真冬の夜空に消える。
「俺を見つめる璃奈の顔が
可愛すぎてキスって……
マジでごめん……」
余裕がなさ過ぎて
普段なら包み隠す
俺の心配声まで
言葉に出す始末。
「とりあえず帰るか。
璃奈の家まで送るし」