俺の気持ちに気づけよ、バーカ!
「私は死ぬまで、
おうちゃんって呼び続けるからね」
いいさ。
呼べよ。
死ぬまで。
俺の隣で、一生だからな!
と、言いたいところを
反抗的な璃奈見たさに、
敢えて挑発を続行。
「璃奈ってさ、頑固おやじかよ」
これには、璃奈の目尻がキリっ。
「頑固おやじ? 私が?
桜ちゃん、ひどいじゃん!」
「だから、俺の腕を叩くなって。
アザができるだろうが!!」
「そりゃ私なんて、色気もないし
可愛くもないけど。
女子高生だよ。高3だよ。
春から社会人だよ」
璃奈のぷっくりした唇が、
俺に向かって
さらに突き出ててきた。
うわぁぁぁ。
やめてくれ。
唇ひっこめろって。
何?
俺に奪って欲しいわけ?
桃みたいに薄ピンク色で、
おいしそうな璃奈の唇をさ。
怒り顔が
こんな愛おしいって思える女は、
マジで璃奈だけで
『大好き』って想いが
勝手に俺の口から
漏れそうになるから、マジで勘弁。