俺の気持ちに気づけよ、バーカ!
「桜牙コーチは
聞いてなかったから、
わからないかも
しれないけど……」
「他のママ達に聞いてみて。
私達、璃奈ちゃんのことが
大好きだって、
みんな知ってるから」
「ああ~。
聞いてやるよ」
桜牙コーチはポケットから
スマホを取り出すと
「俺、そこの倉庫で
ボールを片してたからさ、
あん時の会話
録音したんだよね」
勝ち誇った顔の横で
スマホを揺らした。
「聞いて欲しいんだろ?
他の母親達に。
あん時の会話」
「そっ…それは……」
「今から流すから、
みんなにジャッジしてもらおうぜ。
これはイジメなのかどうか」
桜牙コーチが
スマホをいじり始めたことが、
よっぽど困ったんだろう。
「やめて!」
大地君ママが、叫び声をあげた。
これには桜牙コーチの顔が一変。
睨み殺しそうなほど
恐ろしい殺気を纏い、
ボスママ3人を見下している。