私は今日も、虚構(キミ)に叶わぬ恋をする。
「ねぇねぇ。メニュー何にする? とりあえず、水兎(すいと)くんのドリンクは必須だよね!」

「私はこの、埋木(うもれぎ)くんのティラミスが気になるな〜。
あと、喝采(エール)くんイメージのコーラも!」

「烈華くんの鉄板焼きも食べたい〜。
ああでも、注文しすぎるとグッズ買うお金無くなっちゃうよ〜。
今月既に散財しまくってるのに!」


こういう会話を聞くと、勝手に仲間意識が湧いてしまう。

私たちの会話も、釣られてメニューの話になる。


「深月さんは、もちろん烈華様メニューですよね? 鉄板焼きとカシスドリンク」

「うん! 真昼ちゃんは?」

「うーん、烈華様のもいいけど、せっかく2人で来たなら、それぞれ別のもの食べたいですよね。

疾風(はやて)くんのパスタと、(くろがね)くんのラテアートコーヒーにしようかな〜。

ああでも、空羅(そらら)ちゃんの抹茶ラテも可愛くて美味しそうだし……」

「とりあえず料理とドリンクひとつずつ頼んで、お腹に余裕があったら追加する?」

「ですね!」

2人でメニューについて相談しているうちに、開店の時間になった。
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