私は今日も、虚構(キミ)に叶わぬ恋をする。
「本当に交換してもらっちゃってよかったんですか?」
「うん。私は1枚あれば十分だし」
2枚のうち1枚は、真昼ちゃんの出した埋木くん(※寡黙系クール男子)のコースターと交換した。
ちなみに真昼ちゃんが出したもう一枚は、主人公の喝采くんだった。
お互いに無事コースターを手に入れられたところで、次は写真撮影だ。
せっかくの可愛い盛り付けの料理と、キャラのイメージカラーが美しいドリンク。
少しでも綺麗に写したくて角度や配置を工夫して、コースターも一緒に並べて、何枚も撮影した。
「…………」
「…………」
おしゃべりの絶えない私たちだが、このときばかりはお互い無言で、撮影に没頭していた。
「……よし! では、食べましょう!」
「いただきます。……あ、鉄板焼き、美味しい」
「抹茶ラテも、ちょっと苦味がきいてていい感じです〜」
箸をすすめていると、真昼ちゃんが不意に問いかけてきた。
「……ところで、深月さん、うちのお兄ちゃんのこと、どう思ってますか?」
「優星くん?」
私が反射的に返すと、真昼ちゃんはすぐに気づいた。
「あ、名前呼びになってる!」
しまった、と思ったけど手遅れだった。
「お兄ちゃん、ここ最近急に『エレアル』に興味持ち出したんですよ〜。
私のコミックス借りてったり、キャラについてスマホで調べたりしてて。
もしかして、深月さんの影響なのかなって……ひょっとして2人、付き合ってるんですか?」
「ち、違うよ! 付き合ってるふりはしてるけど!」
「ふり?」
首を傾げる真昼ちゃんに、私は事情を説明した。
「うん。私は1枚あれば十分だし」
2枚のうち1枚は、真昼ちゃんの出した埋木くん(※寡黙系クール男子)のコースターと交換した。
ちなみに真昼ちゃんが出したもう一枚は、主人公の喝采くんだった。
お互いに無事コースターを手に入れられたところで、次は写真撮影だ。
せっかくの可愛い盛り付けの料理と、キャラのイメージカラーが美しいドリンク。
少しでも綺麗に写したくて角度や配置を工夫して、コースターも一緒に並べて、何枚も撮影した。
「…………」
「…………」
おしゃべりの絶えない私たちだが、このときばかりはお互い無言で、撮影に没頭していた。
「……よし! では、食べましょう!」
「いただきます。……あ、鉄板焼き、美味しい」
「抹茶ラテも、ちょっと苦味がきいてていい感じです〜」
箸をすすめていると、真昼ちゃんが不意に問いかけてきた。
「……ところで、深月さん、うちのお兄ちゃんのこと、どう思ってますか?」
「優星くん?」
私が反射的に返すと、真昼ちゃんはすぐに気づいた。
「あ、名前呼びになってる!」
しまった、と思ったけど手遅れだった。
「お兄ちゃん、ここ最近急に『エレアル』に興味持ち出したんですよ〜。
私のコミックス借りてったり、キャラについてスマホで調べたりしてて。
もしかして、深月さんの影響なのかなって……ひょっとして2人、付き合ってるんですか?」
「ち、違うよ! 付き合ってるふりはしてるけど!」
「ふり?」
首を傾げる真昼ちゃんに、私は事情を説明した。