私は今日も、虚構(キミ)に叶わぬ恋をする。
「…………」
何も言えない私に気づいていないのか、真昼ちゃんは続ける。
「そりゃ、私だって好きなキャラはいるけど、あくまでキャラとして好きなんであって、付き合いたいとか思わないし。
推しキャラと彼女なら、普通彼女の方を優先しませんか?」
真昼ちゃんの気持ちは、理解できた。
私だって、もし彼氏がいたとして、その人が『私よりも推しキャラの方が好きだ』って言ったら、きっといい気持ちはしないだろう。
一方で、二次元のキャラを愛する有丘くんの気持ちが、自分と重なって。
私の烈華様への感情を否定されたように、私は感じてしまった。
「……深月さん?」
真昼ちゃんの視線に、私はとっさに控えめな笑顔を作った。
「……うん、真昼ちゃんの気持ち、わかる。
好きな人が、自分以外の人……キャラに夢中なんて、嫌だよね」
真昼ちゃんは、黙って頷いた。
「……私がうまく行かなかった分、お兄ちゃんと深月さんが、幸せになってくれたらいいなって思ったんです」
真昼ちゃんは、しゅん、と眉を下げていった。
ずっと前から私のサイトを見てくれてた真昼ちゃんは、私がどれだけ烈華様を好きか知ってる。
でも、さすがに、私が烈華様に真剣に恋をしているとは、思っていないんだろう。
「……って、ごめんなさい!
せっかくのコラボカフェなのに、湿っぽくしちゃって!」
「そんな、気にしてないよ!」
「私なら、もう吹っ切れてるんで!
気を取り直して楽しみましょう!」
私と真昼ちゃんは、お互いに笑みを作って、この話題を打ち切った。
何も言えない私に気づいていないのか、真昼ちゃんは続ける。
「そりゃ、私だって好きなキャラはいるけど、あくまでキャラとして好きなんであって、付き合いたいとか思わないし。
推しキャラと彼女なら、普通彼女の方を優先しませんか?」
真昼ちゃんの気持ちは、理解できた。
私だって、もし彼氏がいたとして、その人が『私よりも推しキャラの方が好きだ』って言ったら、きっといい気持ちはしないだろう。
一方で、二次元のキャラを愛する有丘くんの気持ちが、自分と重なって。
私の烈華様への感情を否定されたように、私は感じてしまった。
「……深月さん?」
真昼ちゃんの視線に、私はとっさに控えめな笑顔を作った。
「……うん、真昼ちゃんの気持ち、わかる。
好きな人が、自分以外の人……キャラに夢中なんて、嫌だよね」
真昼ちゃんは、黙って頷いた。
「……私がうまく行かなかった分、お兄ちゃんと深月さんが、幸せになってくれたらいいなって思ったんです」
真昼ちゃんは、しゅん、と眉を下げていった。
ずっと前から私のサイトを見てくれてた真昼ちゃんは、私がどれだけ烈華様を好きか知ってる。
でも、さすがに、私が烈華様に真剣に恋をしているとは、思っていないんだろう。
「……って、ごめんなさい!
せっかくのコラボカフェなのに、湿っぽくしちゃって!」
「そんな、気にしてないよ!」
「私なら、もう吹っ切れてるんで!
気を取り直して楽しみましょう!」
私と真昼ちゃんは、お互いに笑みを作って、この話題を打ち切った。