月夜に笑った悪魔 SS
もちろん、なにも着ないで暁のお風呂のサポートをする、という考えはもともとない。
まだ恥ずかしいし、心の準備とかしてないし、なによりここは一条組の家でほかの人もいるわけだし……。
「濡れるかもだし一応脱いどけよ。つーか、2回目も風呂入ってもいいんじゃねぇの?」
「私は暁の背中流して頭洗ってあげるだけ!コレは濡れてもいい格好なの!」
「最初から脱いどけば──」
「ほら、ボタンはずすから大人しくしてて!」
彼の声を遮って、手を離し。
私が触れたのは、暁が着ているワイシャツのボタン。
上からひとつずつボタンをはずしていくと見えてくるのは、中に着ている黒いTシャツ。