月夜に笑った悪魔 SS
口の間から舌を差し込まれ、一気に深いキスに。
あつい熱。
その熱に触れるたびにとかされていくみたい。
早くここから出なくちゃいけないのに……。
悪化するかもしれないから、暁を早く浴槽から出さなくちゃいけないのに……彼の熱が私の思考回路を鈍くさせて、動けなくさせる。
押さえつけられてるわけでもないのに、ただ彼の熱に触れていたいと思ってしまう。
暁の熱は気持ちいい。
頬に添えられた手が優しくて好き。
「んっ、ぁ……んんっ」
漏れる息。
浴室に響く自分の声。
いつもより大きく聞こえる自分の声がなんだか恥ずかしくて、上がっていく体温。
声を我慢しようとすれば、彼は唇を離して。
今度は首に顔を埋めると弱いところばっかり攻めてくる。
「そこ、やぁ……っ!」
首に柔らかい唇を押し当てたと思ったら強く吸い付くかれ、声が抑えきれない。