御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
ふたりとも仕事が忙しく平日はまとまった時間を取れないが、休日はなるべく一緒に過ごすようにしている。
黎の自宅周辺は飲食店だけでなくあらゆる施設があり、散歩する程度の外出でも美術館や黎おすすめのセレクトショップなど目新しいものに触れることができ、菫は刺激的な時間を過ごしている。
ひとり暮らしが長い黎は母親の方針もありひと通りの家事ができるが、今までは仕事が忙しく食事はほぼ外食、掃除は週に一度来てもらうハウスクリーニングに頼っていた。
菫と暮らし始めてからはハウスクリーニングは継続しているが食事は大抵菫が用意している。
もともと料理が得意で気分転換に台所に立つことが多い菫にとって、黎のために料理をするのは苦ではなく、むしろ幸せな時間だと感じている。
黎は意外にも猫舌で、カレーはスパイスが効いたプロ仕様のものよりも市販のルーを溶かしただけのものが好きだとか、それまで知らなかった黎の素顔を知るのはとても新鮮だ。総じて黎の食の好みは子ども寄り。それは思いがけない発見だった。
「・・・・・・黎君?」
目覚めたとき、隣にあるはずの温もりが消えていた。
黎の自宅周辺は飲食店だけでなくあらゆる施設があり、散歩する程度の外出でも美術館や黎おすすめのセレクトショップなど目新しいものに触れることができ、菫は刺激的な時間を過ごしている。
ひとり暮らしが長い黎は母親の方針もありひと通りの家事ができるが、今までは仕事が忙しく食事はほぼ外食、掃除は週に一度来てもらうハウスクリーニングに頼っていた。
菫と暮らし始めてからはハウスクリーニングは継続しているが食事は大抵菫が用意している。
もともと料理が得意で気分転換に台所に立つことが多い菫にとって、黎のために料理をするのは苦ではなく、むしろ幸せな時間だと感じている。
黎は意外にも猫舌で、カレーはスパイスが効いたプロ仕様のものよりも市販のルーを溶かしただけのものが好きだとか、それまで知らなかった黎の素顔を知るのはとても新鮮だ。総じて黎の食の好みは子ども寄り。それは思いがけない発見だった。
「・・・・・・黎君?」
目覚めたとき、隣にあるはずの温もりが消えていた。