御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
メールには作品集の第二弾の制作が決まりそうだとも記されていて、菫の士気は一気に上がる。

これまでホームページにアップした作品のストックならまだまだあり、今後制作するつもりの作品リストもすでに作成済み。菫は次回案を頭の中で練りながら、高まる気持ちを抑えられずにいた。

「んっ」
 
興奮しリビングをうろうろ歩き回っている中、吐き気を覚え慌てて洗面所に飛びこむ。

これはきっとつわりだろう。

波に強弱はあるが、絶えず胃に違和感があり気持ちが悪い。

こんな体調で第二弾など作れるのだろうか。

それ以前に仕事を続けられるのだろうか。

菫は次々生まれる不安に泣きそうになる。

そのとき、スマホがメッセージの受信を告げた。

見ると黎からだ。

普段はふたりとも仕事が忙しく、日中連絡を取り合うことは滅多にない。
 
菫はどうしたのだろうと慌ててメッセージを開いた。

【これ、見つけた】

時間がないのだろう、そこにはたったひと言の簡単なメッセージと添付ファイルが表示されている 

菫は首をかしげ、ファイルを開いた。

すると突然折り紙の作品集の記事が目に飛びこんできた。

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