御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
甲高い母の怒鳴り声に驚いた菫はバランスを崩し、身体を大きく揺らし足もとをふらつかせた。
「御園さんっ」
倒れそうになった菫の身体を、それまで呆然と成り行きを見守っていた笹原がとっさに両手を伸ばして支えた。
「大丈夫ですか?」
笹原の焦る声に、菫は目を瞬かせる。
「あ、ああ……笹原さん」
母しか見えていなかった視界に突然笹原が現れ、菫は我に返る。
見知った人が側にいるとわかり、それまで冷え切っていた手足に熱がよみがえる。
「顔が真っ青ですよ、大丈夫ですか? あの女性、御園さんのお母さんですか?」
心配そうに問いかける笹原に、菫は弱々しくうなずいた。
恐る恐る視線を向けると、母は仁王立ちのまま菫を睨んでいる。
菫は素早く視線を逸らす。
「会社を辞めろって言ってたし、なにがあったんですか・・・・・・え、御園さん、すごく震えてますよ」
笹原は慌てて菫の手を両手で包みこんだ。
力をこめて握っても、菫の手は小刻みに震え、治まる気配がない。
「どうしても止まらなくて」
笹原は菫の手を強く握り、励ますように上下させた。
「御園さんっ」
倒れそうになった菫の身体を、それまで呆然と成り行きを見守っていた笹原がとっさに両手を伸ばして支えた。
「大丈夫ですか?」
笹原の焦る声に、菫は目を瞬かせる。
「あ、ああ……笹原さん」
母しか見えていなかった視界に突然笹原が現れ、菫は我に返る。
見知った人が側にいるとわかり、それまで冷え切っていた手足に熱がよみがえる。
「顔が真っ青ですよ、大丈夫ですか? あの女性、御園さんのお母さんですか?」
心配そうに問いかける笹原に、菫は弱々しくうなずいた。
恐る恐る視線を向けると、母は仁王立ちのまま菫を睨んでいる。
菫は素早く視線を逸らす。
「会社を辞めろって言ってたし、なにがあったんですか・・・・・・え、御園さん、すごく震えてますよ」
笹原は慌てて菫の手を両手で包みこんだ。
力をこめて握っても、菫の手は小刻みに震え、治まる気配がない。
「どうしても止まらなくて」
笹原は菫の手を強く握り、励ますように上下させた。