御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
「御園さんを連れて帰ってあげてください。事情は知りませんが、突然お母さんが現れて、かなり動揺してると思います」
「ああ。わかってる。すぐに連れて帰るよ」
心もとない様子でふたりのやりとりを眺めていた菫の手を、黎は強く握りしめた。
「ステーキハウスに行く予定だったんだって?」
「そうなの。笹原さんお勧めのお店。写真で見たけどおいしそうだった」
「残念だったな」
「うん。笹原さんに申し訳なくて。おまけに使い物にならなくなった私に渇を入れて一緒に走ってくれて・・・・・・それに黎君に連絡までしてくれて」
散々笹原に迷惑をかけてしまい、自分の情けなさに菫は肩を落とす。
「俺が店に駆けつけたときも状況をかいつまんで伝えてくれたし、菫をかなり心配してた」
黎は菫の髪をドライヤーで乾かしながらくすりと笑った。
「だけど俺の顔を見た第一声が〝眼福です〟だったんだよな。こっちは菫が心配でたまらないのに、一瞬身体から力が抜けたよ」
「彼女黎君推しだから。きっと次に会ったら写真を撮らせてくれとか言われるかも」
「ああ。わかってる。すぐに連れて帰るよ」
心もとない様子でふたりのやりとりを眺めていた菫の手を、黎は強く握りしめた。
「ステーキハウスに行く予定だったんだって?」
「そうなの。笹原さんお勧めのお店。写真で見たけどおいしそうだった」
「残念だったな」
「うん。笹原さんに申し訳なくて。おまけに使い物にならなくなった私に渇を入れて一緒に走ってくれて・・・・・・それに黎君に連絡までしてくれて」
散々笹原に迷惑をかけてしまい、自分の情けなさに菫は肩を落とす。
「俺が店に駆けつけたときも状況をかいつまんで伝えてくれたし、菫をかなり心配してた」
黎は菫の髪をドライヤーで乾かしながらくすりと笑った。
「だけど俺の顔を見た第一声が〝眼福です〟だったんだよな。こっちは菫が心配でたまらないのに、一瞬身体から力が抜けたよ」
「彼女黎君推しだから。きっと次に会ったら写真を撮らせてくれとか言われるかも」