御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
母に幼稚園教諭になるよう言われなければ、これほど折り紙に触れる機会はなかったはずだから。
「御園さん、人事から電話。一番取って」
「あ、はい。ありがとうございます」
背後から声をかけられ、菫は気持ちを切り替え電話に出た。
「お疲れ様です、御園です」
『お疲れ様です。人事部の蓮(はす)井(い)です。申し訳ありませんが今すぐ人事部にきてもらえますか?』
「はい、大丈夫ですけど、なにか……?」
現在、とくに仕事上の関わりがない人事部からの電話に、菫は嫌な予感がした。
『実は突然御園さんの母親だと名乗る方が来られてちょっとした騒ぎになっていて。ひとまず来てもらえませんか』
困り切った声を耳にし、菫は慌てて立ち上がる。
昨夜の不安が的中し、母が会社に乗りこんできたのだ。菫の顔から血の気が引いていく。
「すみません。すぐにうかがいます」
電話を切り、菫は急いで人事部に向かった。
母の性格を考えると無茶を言って人事部に迷惑をかけているはずだ。
菫は昨日のうちに母と話をつけておけばよかったと、後悔の思いが胸にあふれる。
「御園さん、人事から電話。一番取って」
「あ、はい。ありがとうございます」
背後から声をかけられ、菫は気持ちを切り替え電話に出た。
「お疲れ様です、御園です」
『お疲れ様です。人事部の蓮(はす)井(い)です。申し訳ありませんが今すぐ人事部にきてもらえますか?』
「はい、大丈夫ですけど、なにか……?」
現在、とくに仕事上の関わりがない人事部からの電話に、菫は嫌な予感がした。
『実は突然御園さんの母親だと名乗る方が来られてちょっとした騒ぎになっていて。ひとまず来てもらえませんか』
困り切った声を耳にし、菫は慌てて立ち上がる。
昨夜の不安が的中し、母が会社に乗りこんできたのだ。菫の顔から血の気が引いていく。
「すみません。すぐにうかがいます」
電話を切り、菫は急いで人事部に向かった。
母の性格を考えると無茶を言って人事部に迷惑をかけているはずだ。
菫は昨日のうちに母と話をつけておけばよかったと、後悔の思いが胸にあふれる。