御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
「渋々でしたが帰られました。昨日今日とこちらに来られて、幼稚園が気になっているご様子でしたね」
「あ……そうですか」
安心した菫は力なくソファの背に身体を預けた。
直接会って自分の気持ちを伝えるべきだとわかっていても、昨日突然現れた母を前に自分はまだまだ母には弱いと実感している。
妊娠中の体調を考えて、できればまだ会いたくなかったのだ。
「大丈夫ですよ。御園さんには黎がいますから」
うつむき考えこむ菫に、極が声をかける。
「今後も黎が御園さんのために動いてくれますよ。紅尾グループの将来を考えて自分の人生は二の次という面白みのない生き方をしていた黎が、御園さんのことで右往左往しているんですからね。まさしく御園さんに骨抜きにされましたね」
「ほ、骨抜きなんて違いますよ。骨抜きにされたのは私の方です。ずっと黎君が好きで、ようやく正直になって気持ちが伝わって・・・・・・あ、すみません」
母の件が今日のところは無事に解決しホッとしたせいか、菫はつい話しすぎてしまった。
「あ……そうですか」
安心した菫は力なくソファの背に身体を預けた。
直接会って自分の気持ちを伝えるべきだとわかっていても、昨日突然現れた母を前に自分はまだまだ母には弱いと実感している。
妊娠中の体調を考えて、できればまだ会いたくなかったのだ。
「大丈夫ですよ。御園さんには黎がいますから」
うつむき考えこむ菫に、極が声をかける。
「今後も黎が御園さんのために動いてくれますよ。紅尾グループの将来を考えて自分の人生は二の次という面白みのない生き方をしていた黎が、御園さんのことで右往左往しているんですからね。まさしく御園さんに骨抜きにされましたね」
「ほ、骨抜きなんて違いますよ。骨抜きにされたのは私の方です。ずっと黎君が好きで、ようやく正直になって気持ちが伝わって・・・・・・あ、すみません」
母の件が今日のところは無事に解決しホッとしたせいか、菫はつい話しすぎてしまった。