御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
「菫をないがしろにして夢でまで傷つけるような母親が、本当に恋しいのか? さびしくて泣いているわけでもないよな」
感情を抑えていながらも、その言葉はとても鋭い。
菫は反論できず、唇をかみしめた。
黎の指摘通り、ホームシックなんてでまかせだ。
母親を思い出すだけで自分が役立たずのできの悪い人間のように思え、苦しくなるのだ。
「妹さんからの電話がよほどショックだったんだよな」
自分のことのように苦しげな声でそう言いながら、黎はベッドに潜りこんできた。
背中に黎の体温を感じた菫は慌てて身体を起こそうとするが、一瞬早く黎の腕が伸び菫の身体を背後から抱き寄せる。
「ひとりがさびしいなら、俺が抱きしめてやる」
黎は菫の肩に顔を埋め、吐息とともにそうつぶやいた。
「あっあの、黎君」
首に黎の唇が触れ、菫はピクリと反応し身体を小さくする。
密着した背中が熱い。
「菫には俺がついてるから、これ以上苦しまなくていい。今まで気付いてやれなくて悪かった」
菫のお腹の上で組まれていた黎の手に、ぐっと力が入る。
感情を抑えていながらも、その言葉はとても鋭い。
菫は反論できず、唇をかみしめた。
黎の指摘通り、ホームシックなんてでまかせだ。
母親を思い出すだけで自分が役立たずのできの悪い人間のように思え、苦しくなるのだ。
「妹さんからの電話がよほどショックだったんだよな」
自分のことのように苦しげな声でそう言いながら、黎はベッドに潜りこんできた。
背中に黎の体温を感じた菫は慌てて身体を起こそうとするが、一瞬早く黎の腕が伸び菫の身体を背後から抱き寄せる。
「ひとりがさびしいなら、俺が抱きしめてやる」
黎は菫の肩に顔を埋め、吐息とともにそうつぶやいた。
「あっあの、黎君」
首に黎の唇が触れ、菫はピクリと反応し身体を小さくする。
密着した背中が熱い。
「菫には俺がついてるから、これ以上苦しまなくていい。今まで気付いてやれなくて悪かった」
菫のお腹の上で組まれていた黎の手に、ぐっと力が入る。