皇子の婚約者になりたくないので天の声に従いました
そして、第五騎士隊副隊長のカーニーにとっての驚きは別なところにあった。
「アムラン。なぜ、そちら側にいる。今日は私と共に警備ではなかったのか」
「副隊長。残念ながら、私にはこちらの女性のエスコートという立派な役目がありますので」
とルネの手をとりながら言う。
「何を……。だがな、私は部下の幸せを喜べないような、心の狭い上官ではないのだ。おめでとう、アムランくん。そして君には黙っていたが、私にも彼女ができたのだ」
はははとカーニーは胸を張って笑う。
「だから今日も、こうやって心起きなく任務についている」
「そうでしたか。おめでとうございます、副隊長」
「それもこれも、ロビー隊長のおかげだがな」
どうやらロビーはあのときの約束をきちんと守ったらしい。
卒業というめでたい話と、いろんな人のたくさんの幸せな話。
「アムラン。なぜ、そちら側にいる。今日は私と共に警備ではなかったのか」
「副隊長。残念ながら、私にはこちらの女性のエスコートという立派な役目がありますので」
とルネの手をとりながら言う。
「何を……。だがな、私は部下の幸せを喜べないような、心の狭い上官ではないのだ。おめでとう、アムランくん。そして君には黙っていたが、私にも彼女ができたのだ」
はははとカーニーは胸を張って笑う。
「だから今日も、こうやって心起きなく任務についている」
「そうでしたか。おめでとうございます、副隊長」
「それもこれも、ロビー隊長のおかげだがな」
どうやらロビーはあのときの約束をきちんと守ったらしい。
卒業というめでたい話と、いろんな人のたくさんの幸せな話。