皇子の婚約者になりたくないので天の声に従いました
さてさて。なんとか無事に騎士科進学を決め、家族の承諾も得たミレーヌ嬢。これで一安心、と思っていたのはミレーヌだけ。
そのときの学校関係者と王族関係者と魔導士団関係者のお話では。
「シラク公爵。ミレーヌ嬢を騎士科に進学させるとは正気か」
と言い放ったのは、黒魔導士団団長。
「ミレーヌ嬢は白魔導士団長の娘。優秀な魔導士になる娘だぞ」
と言ったのは、白魔導士団副団長。残念ながら、魔導士団長である母は、この日も不在。学校だったり治癒院だったりと、母はいろんなところから呼び出されるため忙しいらしい。
「騎士科では、王族の婚約者候補から外れるのだぞ」
と言ったのは宰相。シラク公爵の娘であるミレーヌがその婚約者候補として一番有利なところに名を連ねていたからだろう。
「ミレーヌ嬢を魔導科へ進学させよ」
「そうだ、そうだ」
という反対の声で溢れていた。
そのときの学校関係者と王族関係者と魔導士団関係者のお話では。
「シラク公爵。ミレーヌ嬢を騎士科に進学させるとは正気か」
と言い放ったのは、黒魔導士団団長。
「ミレーヌ嬢は白魔導士団長の娘。優秀な魔導士になる娘だぞ」
と言ったのは、白魔導士団副団長。残念ながら、魔導士団長である母は、この日も不在。学校だったり治癒院だったりと、母はいろんなところから呼び出されるため忙しいらしい。
「騎士科では、王族の婚約者候補から外れるのだぞ」
と言ったのは宰相。シラク公爵の娘であるミレーヌがその婚約者候補として一番有利なところに名を連ねていたからだろう。
「ミレーヌ嬢を魔導科へ進学させよ」
「そうだ、そうだ」
という反対の声で溢れていた。