クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い
「宮坂さん、どうしたんですか?」
そっか、このひとも、わたし以外を見るんだ。
わたしが目の前じゃなくて、いま、道路が目の前で。わたしは横目で見る存在だったんだ。って。
「穴を掘って埋まろう、ってわたしが言ったら、白井くんどうします?」
「俺も掘るの手伝って一緒に埋まります。ほら、将来的に同じお墓に入りたいなあとは思ってましたけど、それがお墓じゃなきゃ絶対だめってことはないですよね。ふたりが永遠に一緒にいられるって考えたら、穴でも墓でも誤差の範囲です」
「家庭科と地学くらいちがいますよ」
「あ、家庭科得意なんですよね、宮坂さん。楽しみにしています」
「何を……?」
「俺のも楽しみにしてくださいね!」
「何をですか……。え、ほんとに何?」