クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い
……そういえばさっき、俺のも楽しみにしていてくださいね、的なことを言われたような。もしかしてだけど、白井くん、わたしに何か用意してくれる……のかな。
そしたらわたしも用意するのが礼儀かあ、とは思わなくもなくもなく……も…………自分でもよくわかんないことになっちゃったけど、まあなんかしらすると思う。買ったほうがいろいろとよさそうだけど。
「白井くんも家庭科、得意なんですか?」
「普通……ですかね。ものすごい得意なひとが宮坂さんのタイプだとしたら、いまからめちゃめちゃがんばりますよ」
「え、や、いらないです」
「宮坂さんのタイプって、どういうひとですか?」
「……タイプ」
「はい。タイプです」
なんでもいいんですけど、なんて言われるけれど、なんにも浮かばない。