年下イケメンホテル王は甘え上手でいじわるで
私から理性を吹き飛ばすには十分な甘い響きで、再び近づいてきた唇に、私は首をかしげて応じていた。今度は躊躇なく、ぬるりと舌が入ってくる。
「んっ」
大学生のとき、嵐が大きくなったらこんな感じかな?というようなかわいい系の後輩と少しだけ付き合った。はじめてキスをしたとき、こんなもんかと思った。ときめきも感動もなく、むしろ口をハンカチで拭きたいような衝動さえあった。何度かキスはしたが、体の関係になることなく終わった。
社長とのキスはそれとはまるで違った。心臓が破裂するんじゃないかと思うほどドキドキしているのに、唇が触れ合うことが気持ちよく、甘美でいつまでもキスをしていたいと思った。
長く舌を絡め合っては、離し、ついばむようなキスをする。そしてまた深いキス。二人の吐息が少しずつ荒くなっていく。
ぽすん。私はキスをされながらベッドに押し倒された。
「しゃ、ちょう・・・」
「だめ、嵐っていって、りこねえちゃん・・・」
社長のことを嵐と言ってしまっては、もう歯止めがきかない気がした。
「しゃちょう・・・だめです・・・」
「何が?」
そういってまた口をふさぎ、舌を入れてくる。唇を合わせたまま、社長は手際よく私のパンツを下着ごとずりおろした。ベルトをしていなかったので、それはもう一瞬の出来事だった。
「んーーー!」
拒絶の言葉を口にしたいのにふさがれていて、声に出せない。社長の細くて長い指が私の誰にも触れられたことのない部分に届き、ためらいなくその指を入れてきた。
「あっ」
「すごい濡れてる」
やっと唇を離した社長がちょっと意地悪な表情で言う。
「いや・・・」
私は恥ずかしさのあまり両手で顔をふさいだ。指が優しく私の中で動き、私は下半身をよじらせた。気持ちがいい・・・。この快楽に身をゆだねてしまいたい気持ちももちろんあったが、自分がはじめてでどうしていいのか分からない怖さのほうがどちらかというと強かった。
トゥルルルル
だから内線が鳴ったときは、ほっとした。社長は舌打ちをして手をとめると、電話のほうに近づいた。私は即座に立ち上がるとずらされた下着とパンツを直した。そして我に返ると、なんてことをしてしまったのだいう嫌悪が押し寄せる。
「気をつけたほうがいいよ、すげえ女ったらしだから」
「んっ」
大学生のとき、嵐が大きくなったらこんな感じかな?というようなかわいい系の後輩と少しだけ付き合った。はじめてキスをしたとき、こんなもんかと思った。ときめきも感動もなく、むしろ口をハンカチで拭きたいような衝動さえあった。何度かキスはしたが、体の関係になることなく終わった。
社長とのキスはそれとはまるで違った。心臓が破裂するんじゃないかと思うほどドキドキしているのに、唇が触れ合うことが気持ちよく、甘美でいつまでもキスをしていたいと思った。
長く舌を絡め合っては、離し、ついばむようなキスをする。そしてまた深いキス。二人の吐息が少しずつ荒くなっていく。
ぽすん。私はキスをされながらベッドに押し倒された。
「しゃ、ちょう・・・」
「だめ、嵐っていって、りこねえちゃん・・・」
社長のことを嵐と言ってしまっては、もう歯止めがきかない気がした。
「しゃちょう・・・だめです・・・」
「何が?」
そういってまた口をふさぎ、舌を入れてくる。唇を合わせたまま、社長は手際よく私のパンツを下着ごとずりおろした。ベルトをしていなかったので、それはもう一瞬の出来事だった。
「んーーー!」
拒絶の言葉を口にしたいのにふさがれていて、声に出せない。社長の細くて長い指が私の誰にも触れられたことのない部分に届き、ためらいなくその指を入れてきた。
「あっ」
「すごい濡れてる」
やっと唇を離した社長がちょっと意地悪な表情で言う。
「いや・・・」
私は恥ずかしさのあまり両手で顔をふさいだ。指が優しく私の中で動き、私は下半身をよじらせた。気持ちがいい・・・。この快楽に身をゆだねてしまいたい気持ちももちろんあったが、自分がはじめてでどうしていいのか分からない怖さのほうがどちらかというと強かった。
トゥルルルル
だから内線が鳴ったときは、ほっとした。社長は舌打ちをして手をとめると、電話のほうに近づいた。私は即座に立ち上がるとずらされた下着とパンツを直した。そして我に返ると、なんてことをしてしまったのだいう嫌悪が押し寄せる。
「気をつけたほうがいいよ、すげえ女ったらしだから」