【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
返事を待つようにそこで言葉を切ったクライヴは、衝撃でさっきから言葉も出ないスイレンを見上げた。じっと水色の目は伺うように見ている。こくんとだけ頷いたスイレンを見てクライヴはちいさく息をつき言葉を続けた。
「魔物退治は上手く行った……いや、今思えば、もしかしたらそれすらも罠だったかもしれない。何故かリカルドとワーウィックだけを狙い撃つように一気に無数の遠距離の攻撃魔法が飛んできたんだ。乱れ撃ちの攻撃魔法に、流石の彼等も避けきれずに……そのまま墜落した。そしてそこは、魔の山と言われている……僕たちイクエイアスの眷属である竜には禁忌の場所なんだ。あそこは、イクエイアスの対になる存在、黒竜エグゼナガルの住処だから」
エグゼナガル? 聞き覚えのない名前にスイレンは首を傾げた。守護竜イクエイアスの名はこの国に来てから幾度となく聞いているが、その対になる存在というと……。
「魔物退治は上手く行った……いや、今思えば、もしかしたらそれすらも罠だったかもしれない。何故かリカルドとワーウィックだけを狙い撃つように一気に無数の遠距離の攻撃魔法が飛んできたんだ。乱れ撃ちの攻撃魔法に、流石の彼等も避けきれずに……そのまま墜落した。そしてそこは、魔の山と言われている……僕たちイクエイアスの眷属である竜には禁忌の場所なんだ。あそこは、イクエイアスの対になる存在、黒竜エグゼナガルの住処だから」
エグゼナガル? 聞き覚えのない名前にスイレンは首を傾げた。守護竜イクエイアスの名はこの国に来てから幾度となく聞いているが、その対になる存在というと……。