【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
イクエイアスというと、このヴェリエフェンディを守護している竜だ。ワーウィックやクライヴはイクエイアスの眷属で、そのため竜騎士との契約に応えてくれているのだ。
野生の竜は滅多なことで人と契約など交わしたりしない。クライヴはお願いと手を合わせてスイレンを上目遣いで窺い見た。彼も必死だ。このままスイレンを彼女の望むように魔の山に連れて行き、自分も人化して着いて行ったところで何にもならない。どう考えても無駄な死人が二人増えるだけだ。
どうにかして、この絶体絶命の状況から、起死回生の一手を打たねばならない。
「イクエイアス? 守護竜様?」
スイレンは驚いて目を見開くと、クライヴはうん、と頷いた。
「城の地下に居る。僕が連れて行くから。リカルドはイクエイアスのお気に入りなんだ。だから以前捕らえられた時にも、ワーウィックに貴重な魔法薬を与えてひどい怪我だったにも関わらず全快させた。今回もリカルドとワーウィックを救うために何らかの手を打ってくれるかもしれない」
スイレンは流れてくる涙を拭いながら頷いた。守護竜であるイクエイアスに対面してその慈悲に縋るしか道がないのなら、そうする。
リカルドとワーウィックを助けるためなら、何でもすると、そう思った。
野生の竜は滅多なことで人と契約など交わしたりしない。クライヴはお願いと手を合わせてスイレンを上目遣いで窺い見た。彼も必死だ。このままスイレンを彼女の望むように魔の山に連れて行き、自分も人化して着いて行ったところで何にもならない。どう考えても無駄な死人が二人増えるだけだ。
どうにかして、この絶体絶命の状況から、起死回生の一手を打たねばならない。
「イクエイアス? 守護竜様?」
スイレンは驚いて目を見開くと、クライヴはうん、と頷いた。
「城の地下に居る。僕が連れて行くから。リカルドはイクエイアスのお気に入りなんだ。だから以前捕らえられた時にも、ワーウィックに貴重な魔法薬を与えてひどい怪我だったにも関わらず全快させた。今回もリカルドとワーウィックを救うために何らかの手を打ってくれるかもしれない」
スイレンは流れてくる涙を拭いながら頷いた。守護竜であるイクエイアスに対面してその慈悲に縋るしか道がないのなら、そうする。
リカルドとワーウィックを助けるためなら、何でもすると、そう思った。