【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「リカルド様、私も、リカルド様に会って、辛かった今までのことがすべて報われた気がするんです。両親を失って自分はみじめでその現状を変えたくても変えられなかった。リカルド様がガヴェアから連れ去ってくれたあの時から、全てそれが裏返った。もちろん来るかもわからない幸運を待つだけじゃ駄目だと思うんです。私も、これからもリカルド様の傍に居られるように努力します」
互いに微笑み、どんどん近付いてくる顔にスイレンは目を閉じた。
キュル! と抗議するような声に驚き、目を開くと動きが止まったリカルドと目を合わせて微笑む。
「ふ、クライヴ悪かった。お前の背中に乗っていたことを忘れてたよ」
苦笑したリカルドが謝り、スイレンも笑って今まで黙っていたクライヴにお礼の意味も込めて色鮮やかな花を薄紫の夜明けの空に浮かべた。
互いに微笑み、どんどん近付いてくる顔にスイレンは目を閉じた。
キュル! と抗議するような声に驚き、目を開くと動きが止まったリカルドと目を合わせて微笑む。
「ふ、クライヴ悪かった。お前の背中に乗っていたことを忘れてたよ」
苦笑したリカルドが謝り、スイレンも笑って今まで黙っていたクライヴにお礼の意味も込めて色鮮やかな花を薄紫の夜明けの空に浮かべた。