【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
しみじみと噛み締めるように言う。スイレンはその顔を見て胸が痛くなった。当然だろうが、彼もこの夜は眠れなかったに違いない。彼は大怪我をしているのに、前線で動き回っていた方が楽だと思うほどに、つらく今の自分の無力を呪う時だったのではないだろうか。
「リカルド、頼みがある」
不意にブレンダンは戸の近くに居るリカルドに声をかけた。
「なんだ」
「これからスイレンちゃんに話したいことがある。二人きりにさせてくれないか」
スイレンは助けを求めるようにリカルドを見た。彼はふうっと息をつくと戸を開けた。
「十分だけだ。それより長くなったら押し入るぞ」
指を差しながら自分を脅すように見るリカルドにブレンダンは爽やかに笑った。
「ありがとう……クライヴ、お前も外で待っていてくれ」
クライヴはこくんと頷いてリカルドに続く。カタンと戸が閉まる音がして、スイレンはベッドに座ってたままのブレンダンの前に立ち、所在なげに両手を握りしめた。
「……ごめん。でも今じゃないと伝えられないと思って」
「リカルド、頼みがある」
不意にブレンダンは戸の近くに居るリカルドに声をかけた。
「なんだ」
「これからスイレンちゃんに話したいことがある。二人きりにさせてくれないか」
スイレンは助けを求めるようにリカルドを見た。彼はふうっと息をつくと戸を開けた。
「十分だけだ。それより長くなったら押し入るぞ」
指を差しながら自分を脅すように見るリカルドにブレンダンは爽やかに笑った。
「ありがとう……クライヴ、お前も外で待っていてくれ」
クライヴはこくんと頷いてリカルドに続く。カタンと戸が閉まる音がして、スイレンはベッドに座ってたままのブレンダンの前に立ち、所在なげに両手を握りしめた。
「……ごめん。でも今じゃないと伝えられないと思って」