【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
(……俺、くさくないかな)
ワーウィックに乗り彼女を腕に抱きながら、リカルドはそれが気になって仕方なかった。二週間近くも風呂に入ってないのだ。時折スイレンが浄化の魔法を与えてくれていくらかすっきりはしていたが、自分の匂いは自分ではわからない。五感が鋭いワーウィックにもさっき(俺、くさくない?)と聞いたら(は? バカじゃないの)と一蹴された。
間近に居るスイレンから花のような良い匂いがするから余計だ。異性とこんなに近づいたのは、イジェマの社交界デビューの時にどうしても婚約者のエスコートが必要だったので、その時にダンスして以来だ。もっとも自分の持つ好意の度合いが天と地ほどの隔たりがあるが。
何度か、ワーウィックに自分の匂いのことを聞いたら、呆れて心を閉ざしてしまったのか全く返事しなくなった。お前だけが頼りなのに。
ワーウィックに乗り彼女を腕に抱きながら、リカルドはそれが気になって仕方なかった。二週間近くも風呂に入ってないのだ。時折スイレンが浄化の魔法を与えてくれていくらかすっきりはしていたが、自分の匂いは自分ではわからない。五感が鋭いワーウィックにもさっき(俺、くさくない?)と聞いたら(は? バカじゃないの)と一蹴された。
間近に居るスイレンから花のような良い匂いがするから余計だ。異性とこんなに近づいたのは、イジェマの社交界デビューの時にどうしても婚約者のエスコートが必要だったので、その時にダンスして以来だ。もっとも自分の持つ好意の度合いが天と地ほどの隔たりがあるが。
何度か、ワーウィックに自分の匂いのことを聞いたら、呆れて心を閉ざしてしまったのか全く返事しなくなった。お前だけが頼りなのに。