最強総長さまに愛されすぎている件について〜女嫌いの総長はブラコン地味子ちゃんを好きすぎる〜
ぎゅっと無邪気に海月に抱きついてきた瑠衣くんに母性がくすぐられる。
(歩と悠生を思い出すな・・・・・・・・)
海月は親に嫌われている。物心ついたときから別々で暮らしていたのだ。
一個下の双子の弟は海月を慕ってくれていたのが唯一の救いで、二人がいなかったら海月の性格はきっとものすごくグレて歪んでしまっていたと自分でも思う。
定期的に海月の一人暮らし用のアパートに遊びにきて泊まるのだが、最近忙しくて会えていなくて寂しく思っていた。ちなみに、海月は親の前でもこのゴワゴワしたウィッグと伊達メガネをつけている。それをお願いしたのも歩たちだ。
抱き着いている瑠衣くんが歩と悠生の姿とかさなって見え、思わずよしよしと頭をなでる。
嬉しそうに目を細めて笑う瑠衣くんが可愛くて、私も瑠衣くんのファンクラブに入ろうかと一瞬考えてしまった。