エリート副操縦士は年下妻を過保護に愛を注ぎたい。
急いで便箋の方を開くと文章が書かれていた。
【柚葉ちゃんへ、お手紙は初めて書くわね。今、この手紙を読んでいるということは私か秋二さんが死んでしまったってことかしら? あなたが成人してウエディングドレス姿を秋二さんと一緒に見たかったんだけど無理だったのね。もし、あなたが未成年だった時のために婚姻届に私たちのサインを書いておきます。役に立てれていたら嬉しいです。 おばあちゃん、おじいちゃんより】
【柚葉ちゃん。ごめんなさい。おばあちゃん、アルツハイマーという病気になってしまったらしいの。もしかしたら自分のことも忘れてしまうかもしれない。だから婚姻届、もう一つ入れておきます。私がもし邪魔になってしまうなら、施設にでも入れてくださいね。あなたの未来が幸せでありますように願っています。 おばあちゃんより】
「……何で、こんな……」
「お祖母様ともお話したんだ。君を妻にしたいってお願いしたら頭を下げられたよ。自分はいつ、柚葉ちゃんのことを忘れてしまうかわからない。だからその前に幸せな姿見たかったんだって」
「え?」
「卑怯かもしれないが、君の保護者であるお祖母様には許可をもらった。柚葉ちゃんもお祖母様にウェディングドレス姿見せたいんじゃないか? それに、俺と結婚したらお祖母様のこともしっかり面倒を見る」
おばあちゃんのことを言われてしまったら私は何も言えない。だって、今まで大切に育ててもらったんだもの……おばあちゃん孝行したいって思っていたから。