幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
途端に顕になる私の栗色の髪の毛。
サラサラストレートでお母さんの血が混ざってるんだなって改めて思う。
高校で変装するようになってからはほとんど誰にも見せていないこの髪の毛。
身の安全を守るためと言われても、みんなを騙しているような感じで黒髪は落ち着かない。
そろそろみんなにも本当の姿を見せてはダメなのかな。
メガネも邪魔だし。
「はぁ、くだらないこと考えてないでこれからのこと考えよ。明日桃菜ちゃんにちゃんとSkyblueのこと聞いてみよ」
独り言を呟きながらシャワーを浴びて、お風呂から上がった。
パジャマに着替えて髪の毛を拭きながらいくと、
「ああ、わかった。情報集めはそっちで頼む。うん、了解。じゃ、今日はお疲れ様」
誰かと電話をしていた朝陽が私に気づき、電話を切った。
「朝陽、お風呂どうぞ。今、誰と話してたの?」
「琉貴だ。アイツは情報集め役だからな」